クーンジーCを勝利した日本産馬ウルフ(写真右、撮影:Racing Photos)
10月16日コーフィールド競馬場にて、G3・クーンジーCが開催された。
このレースの勝者には土曜日のG1・コーフィールドCの優先出走権が付与されるため、最後の望みをかけ11頭の出走馬が揃った。
一番人気に推されたのは日本産馬ウルフ(父ノヴェリスト・母ピースオブワールド)。
同馬はまずまずのスタートから果敢に前へ、さらに外から押し上げてきたネルソンに一度はハナを譲ったものの2番手で折り合い、四角で逃げるネルソンに並びかけそのまま先頭へ、迫るトップオブザレンジをクビ差退けて、見事滑り込みでコーフィールドCの最終チケットを手に入れた。
同馬はこのまま中二日でコーフィールドCへ出走、これが初めての重賞制覇となった同馬はわずか50kgの低ハンデでメールドグラースと対戦する。
メルボルンC優勝の経験もある女性調教師G.ウォーターハウス師は「コーフィールドC直前に優先出走権が手に入るレースを用意するのは本当に素晴らしいアイデアです。かなりの低斤量での出走になるので騎手を探さないと!本当にタフな馬、雪だらけの北海道で育ったらきっとみんなタフになるのでしょう!(笑)」とコメント。
(取材:川上鉱介)