各地の交流重賞、オープン特別への挑戦が続くホッカイドウ門別の所属馬たち。21日(木)は笠松9R(発走15時40分)で行われる「第15回笠松
グランプリ/SP1・1400m」に
ソイカウボーイ(牡4・田中淳司厩舎、父
トビーズコーナー。兵庫・吉村智洋騎手57)が参戦。2歳時(門別・
サッポロクラシックカップH2)3歳時(園田・楠賞)に続き、4歳秋のここで重賞3勝目を狙う。
 前走も遠征で名古屋「ゴールド争覇/SP1・1400m」に同じ吉村智洋騎手とのコンビで挑んだが、ゲートが合わず痛恨の出遅れ。好走時は発馬決めての先行策から早め先頭、ないし差のない2番手というパターンの大型馬で、コーナーで密集したような馬群を捌いて押し上げていけるような器用なタイプではないだけに、立ち遅れたうえ馬群の内で揉まれ込み、前の馬を捌くのに苦労したレース内容では、2着馬にクビ差まで迫っての3着が精一杯の結果だったか。
 田中淳司師も当時「小回りでコーナー4回のコースでこういう競馬になると厳しい。スムーズに2番手辺りで行ければ、また全然違うんですけど。結果的には外枠がほしかったかな」と話していたように、
ソイカウボーイとしては好発から前のポジションを取ることが、まずは第一関門になるのだろう。
 同じSP1競走でも、前走ゴールド争覇は1着500万円。この笠松
グランプリは1着1000万円ということで、南関東も含め全国各地から
タイトルホルダーや近走好調馬がズラリと顔を揃えた。前走で5馬身余も離されたケイマ(高知)のみならず、3つ目のタイトルゲットに向けて破らねばならない難敵は到底、五指に収まらない好メンバーとなっている。
 再度、遠征で挑む田中淳司師もそこはもちろん承知の上。「とにかく、まずはゲートですよね。今回も内枠(2枠2番)にはなりましたけど、前走より速い馬が揃ったことで序盤から少しバラけるような流れになってくれれば、うまく外に出せる場面もあるんじゃないかなと。叩き3戦目で馬の状態は上がってますので、何とか前走の悔しさを晴らしたいですよね」
 熾烈な追い比べとなりそうな「第15回笠松
グランプリSP1」の発走時刻は15時40分。重賞3勝目めざす門別
ソイカウボーイの走りにも、ぜひ御注目ください!
(文=ひだか応援隊)