8日に中山競馬場で行われるカペラS(3歳上・GIII・ダ1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みがアフリートとキングカメハメハ。2回でゴールドアリュール、ワイルドラッシュ、アドマイヤコジーンが続く。好走種牡馬が多種多様であるとともに、シルクフォーチュン(13年3着、12年1着)、ティアップワイルド(11年2着、10年2着)、スノードラゴン(17年2着、13年2着)、とリピーターの活躍が見られることも特徴だろう。
Spring At Last産駒は「1-0-0-0」。昨年の勝ち馬コパノキッキングが連覇を目論む。父系はDeputy Ministerの直系にあたるが、17年ディオスコリダー、16年ノボバカラ含め、3代以内にDeputy Ministerの血を持つ馬が3連覇中。今年は昨年よりも斤量が3kg増え、58kgでの出走になることがポイントか。
シニスターミニスター産駒は「0-0-0-2」。今年は前走JBCレディスクラシックで2着に好走したゴールドクイーンが上位人気と目される。父系をA.P. Indy系の括りで考えても「0-0-0-12」と苦戦傾向にあるが、上位人気に推されていた馬も多くはなく、改めて真価を問われそうだ。
ゴールドアリュール産駒は「1-0-1-4」。延べ2頭が好走を果たしているが、いずれもシルクフォーチュン(13年3着、12年1着)による成績。今年、出走を予定しているテーオージーニアスは半兄テーオーヘリオスが18年北海道スプリントCを制しており、10年佐賀記念・2着のフサイチピージェイは叔父にあたる。
サウスヴィグラス産駒は「0-0-1-6」。ダートスプリント路線の頂点を極めたコーリンベリー(16年1人気3着)でも苦戦しており、15年エイシンヴァラー(1人気8着)、10年ナムラタイタン(2人気12着)など、人気を裏切るシーンが目立つ。今年は地方交流重賞で善戦しているヒロシゲゴールドが出走予定。