◆デイリー杯2歳S・G2(11月15日、京都・芝1600メートル)
勝って大舞台への道を切り開く。デイリー杯2歳S・G2(15日、京都)で
アドマイヤクワッズ(牡2歳、栗東・友道厩舎、父
リアルスティール)が重賞初制覇を狙う。
先月18日の東京の芝マイルでデビュー。完全に前残りと思われた競馬のなか、中団から先に抜け出していた2頭を目標に、上がり最速の33秒3の脚で鮮やかに差し切った。「追ってからが良かったね。もっと距離があってもいいかなという競馬だった」と友道調教師は振り返る。
それでも、再びマイル戦を選んだ理由はただ一つ。勝てば厩舎にとっては4勝目(※)となる朝日杯FS(12月21日、阪神)を目指すためだ。ここからの転戦は18年の
アドマイヤマーズが歩んだ道と同じ。「一回使って良くなっていると思うし、いい感じで臨めると思います」とトレーナー。まずは2歳マイル王へ、勢いを止めるつもりはない。
(※)栗東・友道厩舎は朝日杯FSは18年
アドマイヤマーズ、21年
ドウデュース、24年
アドマイヤズームでV。3勝は現役調教師で最多。