【有馬記念予想】 “波乱の法則”によれば今年は平穏!? 1番人気によって変わるグランプリの狙いどころとは?/JRAレース展望

2019年12月15日 18:31

間違いなく1番人気に推されるであろうアーモンドアイ。出走すれば、軸はテッパンだけに馬券的には平穏に収まりそうだが…(撮影:下野雄規)

 “波乱”の定義は人それぞれだろうが、3連単6ケタ配当を一応、波乱とする。有馬記念で3連単が発売されて以降、6ケタ配当となったのは4度。07年(優勝マツリダゴッホ)、08年(同ダイワスカーレット)、14年(同ジェンティルドンナ)、15年(同ゴールドアクター)だが、すべて明確な共通点がある。1番人気馬がすべて前走で敗れていたのだ。

 07年1番人気は前走、ジャパンCで3着に敗れていたメイショウサムソン(8着)。08年1番人気はダイワスカーレットで、この馬は1番人気に応えて勝ったので他の3頭とは扱いが異なるが、前走は天皇賞・秋でウオッカ相手に2着に惜敗していた。14年はゴールドシップが1番人気。前走凱旋門賞は14着に大敗。有馬記念は3着。15年1番人気もゴールドシップ。前走ジャパンCは10着だった。

 その法則からいえば、今年は荒れない。1番人気馬を予想すると、出走してくるならアーモンドアイ。この馬が登録だけにとどめて出てこないなら、スワーヴリチャードかリスグラシューかというところか。今挙げた3頭、すべて前走を勝っているのである。

 逆にいえば、前走で敗れているサートゥルナーリア、レイデオロあたりが1番人気になるようなら、ズバリ荒れるとにらんでいいのではないか。当日の1番人気で馬券の狙い方が変わってきそうだ。
(文=スポーツニッポン・鈴木正)

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