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【有馬記念】サートゥルナーリア辻野助手「自分に打ち勝ってもらいたい」/ねぇさんのトレセン密着

2019年12月15日 20:21

天皇賞(秋)のあとはしっかりリセットできているサートゥルナーリア(撮影:花岡貴子)

 日本ダービーに続いて、天皇賞(秋)でも気持ちが昂り過ぎてしまったサートゥルナーリアですが、天皇賞(秋)のあとはいったんノーザンファームしがらきへリフレッシュ放牧に出ています。

「春も含めて、こちらが思っている以上に一戦一戦しっかり走ってくるタイプですね。天皇賞(秋)のあとは牧場でしっかりリセットできています」と辻野助手。

 今回の課題は、やはりメンタル面でしょう。

「天皇賞(秋)では返し馬まではいい雰囲気だったのですが、ゲートに入ったあたりからテンションが上がってしまいました。それが競馬にも出てしまったのかな、と思います。

 今回はメンタル面を重視して落ち着けるように調整を進めています。今のところ、うまくいっており、落ち着いて調教ができているな、という印象を持ちます」

 1週前追い切りではかなりしっかり併せて追われていました。

「併せ馬のようなかたちでもしっかり我慢が効いてました。騎乗したスミヨン騎手も『すごく落ち着いていた』と話しています。いまのかんじでレースまで持っていければいいかな、と思っています」

 なんとか気持ちを上手にコントロールした状態で有馬記念を走り終えて欲しいものです。

「“自分との闘い”の馬なので。相手は揃いましたが、リラックスしてレースに臨み、力を出し切れれば十分太刀打ちできる能力の持ち主だと思うので。まずは自分に打ち勝ってもらいたいと思いますね」

 なお、これまで角居厩舎のスポークスマンとしてコメントをしてくださった辻野助手は、先日調教師試験に無事合格されました。したがって有馬記念1週前コメントを最後にスポークスマンを引退されます。お忙しい中、的確なコメントをしてくださってありがとうございました!再来年、辻野厩舎が開業した暁にも、ぜひ取材にうかがいますね。

(取材・文:花岡貴子)

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