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【有馬記念】リスグラシュー「矢作芳人厩舎×レーン騎手」タッグの好成績に注目/データ分析(ゴールデンコンビ編)

2019年12月22日 06:03

豪G1・コックスプレートを制したリスグラシュー&レーン騎手(提供:Racing Photos)

 netkeibaデータベースのリニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった有馬記念の「ゴールデンコンビ」はこちら。

【矢作芳人厩舎×D.レーン騎手(リスグラシュー)】

 矢作芳人厩舎といえば、所属の坂井瑠星騎手や厩舎を手伝っている中谷雄太騎手を重用していることは競馬ファンの間でも広く知られているだろう。上記2騎手以外にも、馬の適性に合わせて柔軟に騎手を使い分けている印象だ。それだけに、外国出身騎手の起用には明確な意図を感じられる。

「矢作芳人厩舎×D.レーン騎手」の「直近1年」の成績は2-1-1-0と馬券圏内パーフェクトで複勝率187.5%。リスグラシューで制した宝塚記念の印象が鮮烈だが、それ以外にもオールザゴージンゴイストといった良血馬をしっかりと複勝圏内に導いている。また、集計には含まれていないが、コックスプレートももちろんこのコンビだ。

「外国出身騎手起用は勝負がかり」を裏付けるのが、「直近1年」での外国人騎手起用時の成績だ。直近1年で、D.レーン騎手以外に起用された外国出身騎手はM.デムーロ騎手(3-2-2-5・複勝回収率115.8%)、C.ルメール騎手(3-1-1-3・複勝回収率100.0%)、R.ムーア騎手(2-0-0-0・複勝回収率155.0%)、A.シュタルケ騎手(0-1-0-0・複勝回収率190.0%)、C.スミヨン騎手(0-0-1-0・複勝回収率280.0%)の5人で、いずれも高い好走率を誇り、複勝回収率は100%を超えている。

 ここが引退戦となるリスグラシュー。当日限定免許により騎乗可能になったD.レーン騎手を背に、アーモンドアイを降して有終の美を飾る。そんなシナリオがあってもまったく不思議ではない。

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