最終追い切りでは良い動きをみせたワーケア(撮影:佐々木祥恵)
ホープフルS(GI・中山芝2000m)の有力馬の1頭、ワーケア(牡2・美浦・手塚貴久)が、ウッドチップコースで最終追い切りを行った。ムスコローソ(牡4・2勝クラス)とフォアシュピール(牡2・新馬)の2頭を追走し、直線では内から馬なりのまま伸びてきて併入という形だった。追い切り後の手塚調教師のコメント。
「先週はビシッと追い切っていますし、今日は馬なりでの追い切りでしたが、動きは良かったです。これまでの2戦に比べて中身の濃い調教ができていて、出走態勢は整ったと思います。今回は4回コーナーを回る中山コースで、コーナーリングなどやってみなければわかりませんが、騎手の指示に従う乗りやすい馬なので大丈夫でしょう。
右回りも初めてですが、左回りで内にモタれるところがあるので、右回りの方が良さそうです。速い時計で勝っている馬もいてメンバーは揃っていますが、競馬は時計だけではないですし、走る馬に共通した雰囲気を持っているので、ここでも十分に戦えるでしょう。有力馬を前に見ながらレースを運ぶイメージで、4コーナーあたりで上手く息を入れられればと思っています。
デビュー前に併せ馬をしていたブルトガングも無事ならこのレースに出られるほど力がある馬だったので、あの子の分も頑張ってほしいですね」
(取材・文:佐々木祥恵)