コントレイルの走りに世界が注目

2019年12月26日 06:00

 「魁!海外馬券塾」(25日)

 前田幸治氏率いるチーム・ノースヒルズは毎年、欧米のセリで主に牝馬を何頭も購入しているが、近年は筋が通った血統馬ばかりで、母や兄姉がG1馬というのも珍しくはない。米国2歳牝馬チャンピオンのフォルクローレと名種牡馬アンブライドルズソングの子であるロードクロサイトを輸入した時は、こんな良血馬を買ってきたのかと驚いたものだ。

 12年にデビューして未勝利に終わったが、繁殖となって3頭目に大当たりを出した。ホープフルSに出走するコントレイルだ。前走東スポ杯2歳Sの勝ち時計と末脚を見る限り、速い時計の出る堅い馬場でなら世代でも抜けた力を持っているのは間違いない。

 芝の荒れてきた中山の2000メートルに変わってどうなるかだが、それを苦にしているようでは困る。来年の秋にはロンシャンの2400メートルを走っていてほしい馬なのだ。どんな馬場状態でも展開でも力を出せるように、今のうちに幅広い条件のレースに慣れておくことに意味がある。

 英国のブックメーカー、スカイベット社は前走を勝った後すぐに、来年の凱旋門賞の単勝に34倍のオッズをつけた。世界的に注目を浴びるコントレイルの今週末と来年の走りが楽しみだ。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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