28日、京都競馬場で行われた萩S(2歳OP・芝1800m)は、内田博幸騎手騎乗の1番人気フサイチオフトラ(牡2、栗東・大久保龍志厩舎)が、後方追走から直線で大外を鋭く伸びると、2番人気マルカハンニバルとの叩き合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは1分47秒1(良)。さらに1/2馬身差の3着には8頭立ての最低人気ケイアイマイスキーが入った。
勝ったフサイチオフトラは、父ブラックホーク、母ダンシングサンデー(その父サンデーサイレンス)という血統。04年桜花賞、06年ヴィクトリアマイル(共にGI)を制した叔母のダンスインザムード(牝5、美浦・藤沢和雄厩舎)のほか、伯父ダンスインザダーク(96年菊花賞-GI)、伯母ダンスパートナー(95年オークス、96年エリザベス女王杯-共にGI)ら、近親に多数の活躍馬がいる。04年セレクトセールにて7200万円で落札されていた。デビュー戦快勝から臨んだ前走の札幌2歳S(GIII)では4着だった。通算成績3戦2勝。