【シンザン記念】ロードカナロア産駒が連覇中、ディープインパクトの素質馬にも注目/データ分析(血統・種牡馬編)

2020年01月09日 21:15

シンザン記念 過去10年

 12日に京都競馬場で行われるシンザン記念(3歳・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる3回の馬券絡みはディープインパクト。2回でロードカナロア、マンハッタンカフェ、ハーツクライ、ヴィクトワールピサ、ハービンジャーが続く。

 ディープインパクト産駒は「2-0-1-9」。14年ミッキーアイル、12年ジェンティルドンナが勝ち馬となっているほか、11年3着のマルセリーナ含め、ここで好走した3頭は後にマイルGIを制している。今年はオーマイダーリン、サンクテュエールの牝馬2頭が出走予定。後者は半兄に18年ターフクラシックSやウッドウォードSの勝ち馬Yoshidaがおり、母ヒルダズパッションも11年バレリーナSを制するなど重賞5勝の活躍馬だ。

 ロードカナロア産駒は「2-0-0-3」。19年ヴァルディゼール、18年アーモンドアイ、この2頭の勝ち馬は父系だけでなく、牝系もSex Appealのラインという共通点を持つ。今年はカバジェーロが出走を予定しているが、先述した2頭ほどの血統関係にはないものの、それらと同じファミリーナンバー(8号族のf分岐)に属している点は興味深い。

 初出走の種牡馬で注目を集めそうなのが、ジャスタウェイ産駒のルーツドール。半兄には19年天皇賞(春)、18年菊花賞を制したフィエールマンがおり、母リュヌドールも04年リディアテシオ賞を制するなど2000〜2500mで活躍していた。

 同じく初出走となるヘニーヒューズ産駒からはタガノビューティーとディモールトがスタンバイ。前者は半兄に14年NHKマイルC・2着のタガノブルグがおり、同じく半兄アイトーンも18年若葉Sを制しているため、早期から活躍できる強みがある。

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