【フェアリーS予想】仕上がりが早い血統のアヌラーダプラに期待/JRAレース展望

2020年01月13日 06:05

仕上がりが早い血統のアヌラーダプラ(撮影:下野雄規)

 2月のクイーンカップを経て桜花賞へと向かう馬たちによるステップレース。シンザン記念ほどではないが、アエロリットプリモシーンなど、のちにマイル戦で活躍する馬も出走馬に多い。中山競馬場のマイルコースで行われるだけに、コース経験も加味しておきたい。

 キングカメハメハ産駒の◎アヌラーダプラは、中山競馬場のマイルコースでデビュー戦を飾った。2戦目は距離を短縮しての平場戦を選んで、33秒3の決め手を繰り出した。半姉ディーパワンサ(父ディープブリランテ)は新馬戦・中京2歳Sに勝って阪神ジュベナイルフィリーズでは4着。半兄ガルヴィハーラ(父ゴールドアリュール)も新馬、特別を連勝して全日本2歳優駿3着。仕上がりが早い血統だ。母はシンハライトの半姉。タイプの異なる父を配合されても、高い競走能力をしっかりと産駒に伝えている優秀な繁殖牝馬だ。

 同じく2戦2勝○シャインガーネットも中山競馬場の1600mコースでデビュー勝ちを収めている。ダート巧者のイメージ強い半兄アドマイヤサガスだが、2歳時はデイリー杯2歳S2着馬で、3歳春のシンザン記念4着馬と芝でも良績を遺している。現在の荒れた芝コースはこの馬に味方をしてくれそうだ。

 夏の札幌開催以来となる▲ポレンティアは明け3歳世代が好調なハーツクライ産駒。母は愛国のマイル重賞勝ち馬だ。コーナー横のポケットからのスタートとなる札幌競馬場の芝1500m戦は中山マイルコースと似なくもない。洋芝コースだけに時計の比較は出来ないが、レースセンスの良さは十分に示したデビュー戦だった。

 中山マイルコースを逃げ切った△カインドリーは中山競馬場のGI優勝馬エポカドーロの半妹。前走は距離不足の印象だった。同距離・同コースのひいらぎ賞で先行力が活かされた△スマイルカナと、つわぶき賞勝ちの△ペコリーノロマーノ。後者はディープインパクトの肌にロードカナロア。この組み合わせはファンタジストと同じだ。最後に、出遅れた前走でも出走メンバー最速のあがりタイムを繰り出して2着争いに加わった△チェーンオブラブの名前もあげておきたい。

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