ジェンティルドンナの引退式に登場した石坂正元調教師(左から2人目)
12年牝馬3冠制覇、12&13年
ジャパンC連覇、14年ドバイシーマクラシック、ラストランとなった同年有馬記念を制した
ジェンティルドンナ(牝、父ディープインパクト)が25日に息を引き取った。26日、サンデーサラブレッドクラブが発表した。
オルフェーヴルとの壮絶な追い比べを鼻差で制した12年
ジャパンCが11月25日の開催だった。
引退後は繁殖入り。産んだ子は
ジェラルディーナ(牝7、父
モーリス)が22年エリザベス女王杯を制し、母子G1制覇を成し遂げている。
▼石坂正氏(元調教師、
ジェンティルドンナが現役時代に管理)最高の思い出をつくってくれた存在でした。先日、秋華賞があって今週が
ジャパンC、来月は有馬記念だし最近、
ジェンティルドンナのことを思い出すことが多かったんです。今年、繁殖を引退して体調はどうなのかな?と心配していました。まだ16歳だから早過ぎるし、短過ぎる馬生。あと10年くらい生きていてくれたら…。悲しいですね。ゆっくり休んでもらいたいです。
▼吉田俊介氏(サンデーレーシング代表取締役)今年に入り体調を崩すことが増えたため繁殖牝馬を引退して牧場で過ごしていましたが、症状が悪化し昨日、起立できなくなってしまいました。牝馬3冠制覇やジャパンカップ連覇など競走馬として数々の偉業を成し遂げ、母としても
ジェラルディーナを送り出し、本当に素晴らしい馬でした。現役時代から多くのファンの方に応援していただき、これからゆっくりと過ごしてほしいと思っていただけにとてもさみしい限りですが、安らかに眠ってほしいと思います。