伏兵クリスタルブラックが後方2番手から追い込み決め重賞初制覇(撮影:下野雄規)
19日、中山競馬場で行われた第60回京成杯(3歳・GIII・芝2000m)は、後方2番手でレースを進めた吉田豊騎手騎乗の7番人気クリスタルブラック(牡3、美浦・高橋文雅厩舎)が、直線で外からまとめて各馬を差し切り、早め先頭から押し切りを図った1番人気スカイグルーヴ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)をもゴール前で捕らえ、これに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分2秒1(稍重)。
さらに2.1/2馬身差の3着に6番人気ディアスティマ(牡3、栗東・高野友和厩舎)が入った。なお、3番人気ゼノヴァース(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)は9着、2番人気ヒュッゲ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は10着に終わった。
勝ったクリスタルブラックは、父キズナ、母アッシュケーク、その父タイキシャトルという血統。先月の新馬戦に続く連勝で重賞初制覇を飾った。また、本馬を管理する高橋文雅調教師にとっても、これがJRA重賞初勝利となった。