2月2日に京都競馬場で行われる
シルクロードS(4歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みがアドマイヤムーン。3回でマンハッタンカフェとサクラバクシンオーが続き、2回がフジキセキ、アルデ
バラン2、ストーミングホームとなっている。
Speightstown産駒は初出走となるが
モズスーパーフレアが上位人気と目される。同馬は19年オーシャンSをレースレコードで逃げ切っている
スピードが身上。前走京阪杯では1人気で8着に敗れているように、今回も56kgのハンデが鍵となりそうだ。なお、同産駒の同コース成績は「0-0-1-5」複勝率16.7%となっている。
マンハッタンカフェ産駒は「1-1-1-3」。11年には
ジョーカプチーノ(1人気1着)と
アーバニティ(14人気2着)でワンツー決着を果たしている。同産駒からは
レッドアンシェルが出走を予定しているが、同馬は
Nathanielなどの甥にあたる血統。約7ヶ月ぶりの実践でも、底を見せていない1200mでは主役を担える存在だ。
アドマイヤムーン産駒は「1-2-1-5」。18年には
ファインニードル(4人気1着)、
セイウンコウセイ(5人気2着)、
フミノムーン(15人気3着)と上位を独占。同産駒からは
セイウンコウセイと
ブラックムーンが登録している。前者は4年連続での出走となるが、19年高松宮記念でも12人気の低評価を覆して2着に好走していたように、まだまだ見限れないだろう。
ローエングリン産駒は「0-0-0-2」。同産駒からは
カラクレナイが出走を予定しているが、同馬は京都芝1200mに勝利実績こそないものの「0-1-4-2-0-0」と5着以下歴もない。18年
シルクロードS・4着が初めての1200m戦だったことを思えば、現在は慣れが見込めて前進も。