C.F.オーアSを勝ったアラバマエクスプレス(撮影:Racing photos)
2月8日、オーストラリアのコーフィールド競馬場では、2020年最初のG1レースとなるG1・C.F.オーアS(芝1400m)を含む重賞8レースが行われた。
メインのC.F.オーアSを勝ったのは、3歳馬のアラバマエクスプレス。
昨年スズカデヴィアスとコンビを組んだ若き名手マイケル・ディー騎手に導かれ、4番手の好位置から直線で先頭をうかがうと一気に突き抜け、追いすがるフィアースインパクトを抑え見事にG1初勝利を達成した。
陣営は今後の目標レースとして、1600mのG1・オーストラリアンギニーズか1200mのG1・ニューマーケットHを検討している。
ケイアイノーテックの全兄である日本産馬フィアースインパクト(父・ディープインパクト)は2着に敗れ、惜しくもG1三勝目を逃した。
今後は、日本の有馬記念に倣って創設された、人気投票によって出走馬を決めるレース・オールスターマイル(総賞金500万豪ドル)に出走予定。
また、G1・ブルーダイヤモンドSの前哨戦となるG3・ブルーダイヤモンド・プレリュード(牡馬・騸馬)では、ロードカナロア産駒タガロアが出走。
直線は先頭もうかがうものの伸びに欠けて4着に敗れた。
(取材:川上鉱介)