ロイヤルアスコットへの遠征も検討されているガイトラッシュ(写真:Racing Photos)
オーストラリアの歴史的スプリンター・ブラックキャビアの名を冠したG1レース、ブラックキャビア・ライトニングS(芝1000m)が2月15日フレミントン競馬場にて行われた。
7頭立てで行われた直線1000mのスプリント戦。
圧倒的な一番人気に支持されていたG1・3勝馬ネイチャーストリップは外ラチ沿いの進路を取り自慢のスピードで軽快に逃げていたが、残り200mで失速、4着に沈んだ。
優勝したのはSA州アデレードからの遠征馬ガイトラッシュ。
鞍上のM.ザーラ騎手が「内ラチ沿いの方が馬場が良かった」とコメントした通り、スタートから内ラチ沿いの進路を取るレッドゼルの後ろに付け、残り200mで力強く伸びて先頭を奪うとそのまま押し切った。同馬はオープン、リステッドの連勝から見事に3連勝目を初めてのG1制覇で飾った。
2着には、ジ・エベレスト連覇の実績のあるレッドゼル。
優勝したガイトラッシュの陣営は、3月7日に同じくフレミントン競馬場で行われるG1・ニューマーケットH(芝1200m)を次の目標とし、さらにはロイヤルアスコットへの遠征も検討している。
(取材:川上鉱介)