JRA唯一のノーザンテースト産駒だった{horse=1998101849:モガリブエ}(牡8、栗東・松田博資厩舎)が、3日付で登録を抹消した。
モガリブエは父ノーザンテースト、母ユキミザケ(その父アレミロード)という血統。3歳時の01年にデビュー後、長い間1000万下クラスを中心に活躍していたが、今年1月に障害入りすると素質を開花。7月22日の小倉サマージャンプ(JGIII)で3着に入っていた。通算成績38戦6勝(うち障害6戦1勝)。
同馬の父ノーザンテーストは、父Northern Dancer、母Lady Victoria(その父Victoria Park)という血統。現役時代に74年フォレ賞(仏G1)を制し、75年から早来(現安平)・社台スタリオンステーションで種牡馬入り。ダイナガリバー(日本ダービー-GI)など多くの名馬を送り出し、82年から92年まで11年連続JRAリーディングサイアーに輝く大成功を収めた。99年の種付けを最後に種牡馬を引退、04年12月11日に33歳で死亡。死亡後も、今年2月のモガリブエの勝利により、産駒によるJRA28年連続勝利を達成していた。
なお、地方競馬には現在、サンライズテースト(セン8、荒尾・崎谷彦司厩舎)、タガノテースト(牡9、金沢・佐藤茂厩舎)、ノーザンスズカ(牡8、金沢・高橋道雄厩舎)、マロンテースト(牡8、岩手・佐々木由則厩舎)の4頭が登録されており、ノーザンスズカは今年3勝をあげている。