1996年の欧州最優秀2歳牡馬バハミアンバウンティが、けい養先であるイギリスのナショナルスタッドで死亡したことがわかった。26歳。英メディア『RACING POST』などが現地時間2日、報じた。
バハミアンバウンティは父Cadeaux Genereux、母Clarentia、その父Ballad Rockという血統。
1996年7月11日、イギリスのD.ローダー厩舎の管理馬としてデビュー。2戦目の未勝利戦で初勝利をあげる。3戦目モルニ賞(仏G1)からはL.デットーリ騎手が手綱を取り、同レースとミドルパークS(英G1)も連勝。続くデューハーストS(英G1)では4着に敗れたものの、この年の欧州最優秀2歳牡馬に選ばれた。
しかし翌年、UAEのS.ビン・スルール厩舎に移籍してからは仏2000ギニー(仏G1)6着、ジュライC(英G1)4着と勝利をあげることができず、わずか7戦のキャリアで引退、ナショナルスタッドで種牡馬入り。
種牡馬としては2005年のジュライC覇者Pastoral Pursuits、同年のスプリントC(英G1)覇者Goodricke(ともにStarを母とする兄弟)などを送り出した。