8日に中山競馬場で行われる弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のキングカメハメハが続き、3回がネオユニヴァース、ハーツクライとなっている。
ディープインパクト産駒は「5-1-2-13」。直近4年は同産駒が勝ち馬となっており、19年メイショウテンゲン(8人気)や13年カミノタサハラ(6人気)のように人気薄でも侮れない。今年は東京芝2000mの2歳レコードを更新したサトノフラッグが出走予定。
キングカメハメハ産駒は「1-1-2-7」。14年の勝ち馬トゥザワールド含め、3着以内に好走した4頭はいずれも1〜3人気の支持を集めていたが、12年には12人気のソルレヴァンテも4着(3着馬とはクビ差)と善戦している。同産駒として出走するアラタはジュエラーやワンカラットの甥にあたる血統だ。
ハーツクライ産駒は「0-3-0-5」。14年のワンアンドオンリーは2着とはいえ勝ち馬とはハナ差。複勝回収率163%とプラス収支を記録していることからも一概に適性がないとは言い切れないだろう。今年はホープフルS・3着のワーケアが上位人気と目される。
オルフェーヴル産駒は「0-0-0-1」。まだサンプルも少なく判断しかねるが、コース成績は「4-5-4-65」勝率5.1%・複勝率16.7%となっており、18年にはエポカドーロが皐月賞を制している。同産駒からはエピファネイアやサートゥルナーリアの甥にあたるオーソリティが出走予定。