01年の全欧年度代表馬で、現在は豪州で種牡馬生活を送っているファンタスティックライト Fantastic Light(牡10)が、来年から北海道日高町・ダーレージャパン・スタリオンコンプレックスで種牡馬入りすることがわかった。
ファンタスティックライトは父Rahy、母Jood(その父Nijinsky)という血統の米国産馬。2歳時の98年に英・M.スタウト厩舎からデビュー、3歳クラシックには縁がなかったが、4歳時の00年にマンノウォーS(米G1)を制し初G1制覇を達成すると、その年のジャパンC(GI)に来日。テイエムオペラオーからタイム差なしの3着し、その後香港C(香G1)を制しその年のワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンに輝いた。01年はドバイシーマクラシック(首G2)こそステイゴールドの2着に敗れたが、タタソールズゴールドC(愛G1)、プリンスオブウェールズS(英G1)、愛チャンピオンS(愛G1)、BCターフ(米G1)を勝ち、全欧年度代表馬、古馬チャンピオン、米芝馬チャンピオン、前年に続くワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンに輝いた。
25戦12勝(G1・6勝、重賞9勝)という成績を残し、02年から英・ダルハムホールスタッドで種牡馬入り。初年度産駒から欧州ではPrince of Light(シレニアS-英G3)を輩出。日本ではジャリスコライト(京成杯-GIII)、ナイアガラ(すみれS-OP)などが活躍している。