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【高松宮記念予想】 “負けないオンナ”が解き明かす人気馬が内包する不安材料! 攻略のカギは敗因分析と道悪適性にあり!?/JRAレース展望

2020年03月27日 18:33

上位人気必至のグランアレグリア。指数の数字を信じれば順当勝ちするはずだが、休み明けという不安材料が…

 日本ではオークスや日本ダービー、ジャパンCに代表されるように、芝2400mが最高峰のクラシックディスタンスの国。日本ダービーよりも皐月賞のほうがレベルが高い年も稀にありますが、育成段階で強くなると判断された馬や新馬戦で将来性を感じさせた馬は、短距離馬でも折り合いを学習させ、クラシックを目指すことがほとんどです。

 しかし、近年は国際化が進み、香港やドバイなどの日本からそう遠くないアジアの諸国が底上げ。日本の短距離馬が出走できるGIが増えたことにより、モズスーパーフレアのように芝1400m以下しか経験のない生粋のスプリンターや、タワーオブロンドンのように早期からスプリント路線に転向する馬が増え、これにより近年のスプリント路線は著しく上昇しました。

 そのうえ、今年は昨年の高松宮記念の覇者ミスターメロディこそ不在であるものの、2017年高松宮記念の覇者で昨年の2着馬セイウンコウセイ、昨年のスプリンターズSを勝ったタワーオブロンドン、同2着のモズスーパーフレア、さらに昨年の高松宮記念とスプリンターズSともに、前哨戦を優勝して1番人気に支持されたダノンスマッシュが出走します。

 またマイル路線から、桜花賞馬で昨年暮れの阪神Cを圧勝したグランアレグリア、昨年のヴィクトリアマイルの覇者ノームコア、一昨年のマイルCSの覇者ステルヴィオもエントリー。遡れば、モズアスコットも一昨年の安田記念の覇者であり、GI馬6頭にそれに準ずる重賞ウイナーも多数の超々豪華なメンバー構成となりました。ここまで相手が揃うと、上がり馬の上位争いは厳しいでしょう。

 昨秋のスプリンターズSから芝1600m以下を対象に高い順に挙げると、阪神C(指数-26pt)>オーシャンS(指数-25pt)>毎日王冠、マイルCS、京都金杯(指数-24pt)>スプリンターズS(指数-23pt)>富士S、スワンS、京阪杯、阪急杯(指数-22pt)>ラピスラズリS、タンザナイトS、ニューイヤーS、シルクロードS、淀短距離S、北九州短距離S(指数-20pt)。他のレースは、前記以下になります。※1pt差=0.1秒差(芝1600m以下の距離が対象)。

 能力最上位は阪神Cで他馬を圧倒したグランアレグリアで、そのときと同じ走りができれば、ここも勝てる計算になります。しかし、休養明けの馬というのは、先週の阪神大賞典のキセキの大出遅れしかり、怖いものがあります。実際にグランアレグリアは、休養明けの阪神Cでもやや出負けしていましたし、スタミナが不足する休養明けで道悪になった場合、対応できるかどうかに不安があります。

 それならばオーシャンSの上位馬ということになるのですが、前哨戦で好走した馬というのもまた危険。昨年のオーシャンSを今年と同等の指数で優勝したモズスーパーフレアは、本番で馬群に沈みました。オーシャンS、高松宮記念と連勝した馬では2010年のキンシャサノキセキがいますが、この年のオーシャンSは決着指数が-19と凡戦でした。

 つまり、昨年のこのレースで4着に敗れたダノンスマッシュもしかりで、前哨戦で能力を出し切ったようなタイプは、本番でも馬券圏内に食い込むのは難しいもの。中長距離馬だと、折り合いつけて無理をさせないという小細工ができますが、短い距離ほどある程度行かせてレースの流れに乗せる必要があるので、そこで好走すると反動がでやすいのです。

 私がマイル以下の距離を得意としているのは、そこに強いこだわりを持って予想をしているからです。昨年は春秋のスプリントGIを的中させていますが、これはもともと実績馬でありながら、前哨戦で敗れたタイプを本命にしたからに他なりません。

 しかし、前走で敗れているといっても、ただ負けているだけでは巻き返せません。昨年のこのレースの本命馬ミスターメロディのように、前哨戦の阪急杯で休養明けのぶん、直線序盤で苦しくなって外に斜行し、他馬に接触する不利があって7着凡退など、しっかりとした敗因が必要なのです。

 昨年のスプリンターズSで本命にしたモズスーパーフレアも、前哨戦の北九州記念で馬体重26キロ増。さらにテンの速い馬が揃った中で外枠に入り、逃げられずに4着という敗因がありました。

 オーシャンSで最内枠から出遅れて、無理に行かせたタワーオブロンドン、外差し馬場のシルクロードSで内々を通ったモズスーパーフレア…それともマイル路線が、「じつは芝1200mがベストでした」という結果になるか? 週末は雨予想だけに道悪適性を踏まえ、枠順と馬場傾向を考慮した決断が吉と出そうです。
(文=山崎エリカ)

今週はキムラヨウヘイ、RENA、馬場虎太郎が高松宮記念に断を下す! 昨年の波乱は再び繰り返されるのか? 3人のプロたちのジャッジやいかに!? 予想の参考にぜひ!

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