【日経賞予想】1戦毎に力をつけているモズベッロ/JRAレース展望

2020年03月28日 06:04

日経新春杯を制したモズベッロ

 有馬記念と同じコースで行われ、優勝馬には天皇賞・春への優先出走権が与えられるレース。近年、優勝馬は苦戦傾向だが13、14年の天皇賞を連覇したフェノーメノは、ここをステップに本番を制したほか、14年のウインバリアシオン、10年のマイネルキッツが天皇賞・春で2着と好走している。

 1戦毎に力をつけている印象の◎モズベッロ。前走の日経新春杯は52キロのハンデに恵まれたのも確かだが、インで巧みに脚を溜め、最後は力でねじ伏せるような内容は豊かな将来性を感じさせた。まだまだ子供っぽさを残しているが、今回のメンバー相手でも楽しみな逸材だ。過去2戦、中山競馬場では思うような結果が出ていないが、昨年暮れのグレイトフルSでは出走メンバー最速の上がりタイムを記録しており、とくに不得意な印象もない。

 ○サトノクロニクルは17年チャレンジCの勝ち馬で、ダービー2着サトノラーゼンの半弟。器用さには欠くものの、良い脚を長く使うタイプでスタミナには定評がある。3歳時に挑戦した有馬記念は勝ったキタサンブラックからコンマ7秒差。1年半ぶりの実戦となった前走は競走中止馬の影響をもっとも受けたが、最後は盛り返して5着だったが、衰えぬ闘争心を示し、スムーズな競馬ができていればと惜しまれる。実戦を1度使われたことで上積みも期待できる。

 末脚鋭い▲ミッキースワローが2番手。前走のAJCCは勝負どころで故障した馬の影響を受けたのが大きかった。中山競馬場ではセントライト記念優勝含め7戦して2勝2着2回。距離はギリギリかもしれないが、18年ジャパンCは5着で、同年有馬記念では出走メンバー最速の上がりタイムで勝ち馬ブラストワンピースからコンマ9秒差でゴールしている。

 前走の日経新春杯は最後の直線で不利があった△レッドレオンと上昇味あふれる△サンアップルトン。昨年の2着馬△エタリオウと、一昨年の優勝馬△ガンコまで抑えておきたい。

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