【高松宮記念】一夜明け、モズスーパーフレア音無師「喜び半分、複雑な気持ち」

2020年03月30日 19:05

激戦から一夜明けた朝も元気な様子で過ごしていたモズスーパーフレア(撮影:花岡貴子)

 高松宮記念(GI)優勝馬となったモズスーパーフレアは激戦から一夜明けた30日朝も元気な様子で栗東トレセンの馬房で過ごしていた。「普段と変わらないですね」と担当の竹中助手。

 レースは1位入線馬にハナ差でゴールに入り、審議後に繰り上がりでの優勝。新型コロナウイルスの影響で表彰式がなかったこと、審議に時間がかかったこともあり、優勝の知らせはすでに引き上げた先の厩舎地区で聞いたそうだ。

 管理する音無師はこのレースを振り返り、楽にラップを刻めたことを喜んだ。

「いつもだったらスッとかわされるところが、今回はかわされなかった。これは前半の3ハロンが緩めに流れたから。見た目には引きつけていないから結構速いように見えたけど、いつもなら33秒4や5で引き離していくのに、34秒(スタートからの3ハロンは34秒2)かかっているのでね。そこが最後まで残った」

 しかしながら、GI優勝については…。

「勝った実感はないですよ。ゴールの瞬間は『負けた』と思った。ストップモーションを見たら余計に負けてるな、と。検量室に行ったら裁決が長引いてるからひょっとしたら、とは思いました。

 喜び半分、昔から(クリノガウディーを管理する)藤沢則先生とは仲がいいので『初GIなのにな』って思って…複雑でしたね」

 今後は近日中に吉沢WESTに放牧に出される。ローテーションは未定だが「中山は走るのでスプリンターズSが楽しみ」と秋競馬に期待を寄せていた。

(取材・文:花岡貴子)

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