ニューイヤーSを勝利したジャンダルム(撮影:下野雄規)
阪神競馬場で行われた2011年含み、過去10年間で1番人気馬は1勝のみ。ややトリッキーな中山競馬場マイルコースで行われるハンデ戦で難解だ。
今年1月に同距離同コースで行われたニューイヤーSを勝った◎ジャンダルムを狙う。中山競馬場は、過去6戦してその1勝だがホープフルS2着、弥生賞3着、同距離の京成杯AH3着と得意としている舞台。56キロのハンデなら、この馬の決め手が活かされそうだ。
昨年の2着馬○プリモシーンが逆転を狙う。強烈な決め手が武器で、重賞3勝の実績は他の追随を許すものではなく、昨年は、ここをステップにヴィクトリアマイルで2着するなどトップマイラーとしての評価を確固たるものとした。56キロのハンデは楽ではないが、前走から据え置きでもあり評価は落とせない。
マイペースでレースを組み立てることができそうな▲トーラスジェミニは2歳時以来の重賞挑戦だが、Bコース替わりを味方に上位進出を狙っている。前走は早めに追い上げられる苦しい展開だったが、最後まで頑張りぬいた。祖母ステラーオデッセイがケンタッキーダービー馬キャノネイドの半妹という血統で、底力はありそうだ。
長期休養明けを1度叩かれた△カツジ、前走で新境地を切り開いた△ストーミーシー、レイデオロの全弟で重賞2勝目を狙う△レイエンダ、8歳とはいえ豪州遠征帰国初戦となった前走で見せ場を作った△クルーガーにも注意したい。