15日、園田競馬場で行われた兵庫クイーンC(3歳上、ダート1700m、1着賞金300万円)は、東川公則騎手騎乗の2番人気ニッシングリン(牝5、笠松・藤田正治厩舎)が、2番手追走から道中早めに先頭に立つと、3番人気チヨノドラゴンに4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分49秒4(良)。さらに1.1/4馬身差の3着に5番人気ゲッケイジュ、1番人気に推されたイブキオトヒメは3着からハナ差の4着に終わった。
勝ったニッシングリンは、父ピルサドスキー、母レディーム(その父Storm Bird)という血統。半兄に01年平安S(GIII)3着のトーホウダイオー(父フォーティナイナー)がいる。04年5月に栗東・梅内忍厩舎からデビューも、3戦未勝利で金沢・東方高行厩舎に移籍し、11戦5勝の成績を収めた。笠松・伊藤勝好厩舎を経て、05年5月に現厩舎へ移籍。転厩初戦から5連勝を飾り、8月の読売レディス杯(金沢・ダート1500m)で初重賞制覇を飾っていた。前走はJRAの京都大賞典(GII)に出走し、11頭立ての11着に敗れていた。通算成績44戦21勝(重賞2勝)。