現地時間15日、英・ロンドンで、欧州年度代表馬を決定する第16回カルティエ賞が決定された。年度代表馬には、プリンスオブウェールズS(英G1)、ナッソーS(英G1)、BCフィリー&メアターフ(米G1)と、欧米でG1を3勝した
ウィジャボードが選ばれた。
ウィジャボードは英オークス(英G1)、愛オークス(愛G1)、BCフィリー&メアターフ(米G1)を勝った04年以来2度目の受賞。91年に創設されたカルティエ賞において、年度代表馬に2度選ばれたのは初の快挙。同馬は現在来日しており、26日に行われる
ジャパンC(GI・芝2400m)に出走予定。同年の年度代表馬が
ジャパンCに出走するのは92年の
ユーザーフレンドリー User Friendly(6着)、96年エリシオ(3着)に続く3頭目となる。
最優秀3歳牡馬に輝いた
ジョージワシントンは昨年の最優秀2歳牡馬に続き2年連続の受賞。これもカルティエ賞始まって以来の快挙となった。管理するA.オブライエン調教師はステイヤー部門のイェーツとのダブル受賞。また、2歳部門は、牡牝ともにJ.ボルガー厩舎の2頭が受賞した。その他の受賞馬は以下の通り。
【2006年カルティエ賞受賞馬】下段( )内は父馬名、主な勝ち鞍
・年度代表馬、最優秀古馬
ウィジャボード Ouija Board(牝5、英・E.ダンロップ厩舎)
(父Cape Cross、プリンスオブウェールズS、ナッソーS、BCフィリー&メアターフ)
・最優秀2歳牡馬
テオフィロ Teofilo(牡2、愛・J.ボルガー厩舎)
(父Galileo、愛ナショナルS、デューハーストS)
・最優秀2歳牝馬
フィンシャルベオ
Finsceal Beo(牝2、愛・J.ボルガー厩舎)
(父Mr.Greeley、マルセルブサック賞)
・最優秀3歳牡馬
ジョージワシントン George Washington(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)
(父デインヒル、英2000ギニー、クイーンエリザベス2世S)
・最優秀3歳牝馬
マンデシャ
Mandesha(牝3、仏・A.ロワイユデュプレ厩舎)
(父
Desert Style、オペラ賞、ヴェルメイユ賞、
アスタルテ賞)
・最優秀ス
プリンター
レヴァレンス Reverence(セン5、英・E.ア
ルストン厩舎)
(父Mark of Esteem、ナンソープS、ス
プリントS)
・最優秀ステイヤー
イェーツ Yeats(牡5、愛・A.オブライエン厩舎)
(父Sadler's Wells、ゴールドC)