有力馬の一頭のボンボンショコラ(ユーザー提供:mailaさん)
今年で11年目を迎える世代別の牝馬重賞シリーズ「GRANDAM JAPAN」。2010年に当シリーズに組み込まれたのが、水沢競馬場で行われる3歳牝馬による重賞・留守杯日高賞だ。これまで地元馬2勝に対して他地区からの遠征馬が8勝と、圧倒的に遠征馬優位の傾向にある。今年もまた遠征馬に分がありそうなメンバー構成だ。
◎はボンボンショコラ。中央での2戦は新馬勝ちの後、1勝クラスのオキザリス賞5着と能力の片鱗を窺わせていた。地方に転入して2戦は逃げて粘れずの競馬が続いていたが、今回はメンバーに恵まれた印象。水沢の1600mはポケットからのスタートで内枠が有利だが、スピードがあるので外枠からでもうまく先行できるだろう。
○にミステリーベルン。金沢で勝っているように、水沢の小回りも問題ないだろう。金沢シンデレラCと門別のフローラルCの重賞2勝の実績もあり、上位争い必至とみた。
▲は地元水沢のボルドーリブロン。浦和で4戦2勝して水沢に移籍してきた。前走のあやめ賞は挫石明けも影響したのか4着だが、一度叩かれての変わり身がありそう。
△は門別から南関東に遠征してオープンで5着、4着という成績を残したレッドカード。中央から水沢に転入し初戦を好時計で逃げ切ったグラマラスマリー。
GRANDAM JAPANのポイント獲得を目指す牝馬たちの戦い。今年も遠征組が強いのか。それとも地元馬が一矢報いるのか。
留守杯日高賞は、4月26日(日)18時発走。
(文=佐々木祥恵)