ジーナフォンテンの子、カジノフォンテンが重賞タイトル獲りへ(ユーザー提供:肘Amazonさん)
京成盃グランドマイラーズ、マイルグランプリ、スパーキングサマーカップと夏場に続く古馬マイル路線の指標とも言えるこのレース。今年はかなり層の厚いメンバー構成となり、見応えある戦いが見られそうだ。
◎は
カジノフォンテン。母ジーナフォンテンは、上山、南関東で走り、通算13勝を挙げ、2003年には交流重賞のエンプレス杯にも優勝した名牝だ。その5番目の子供となる
カジノフォンテンは、昨年は南関東のクラシック路線にも乗って素質の片鱗を覗かせた。昨年10月の立冬特別から前走のスパーキングナイトチャレンジまで4連勝を飾り、3歳秋以降、大幅な成長を見せている。大外枠に入ったが、先行しなくても競馬ができる馬なので、問題ないだろう。
○に
クインズサターン。昨年までJRAのオープンで走っており、重賞でも何度も上位に来るなど、能力的には上位とみる。南関東に転入2戦は3着、2着と敗れてはいるが、JRA時代の馬体重よりも10キロ以上重く、それも影響していたのかもしれない。2走前で川崎も経験済みでJRA時代に左回りでも4勝と条件も合いそうだ。
▲は昨年のこのレースの覇者、
キャプテンキング。その時以来の休み明けでその点がどう出るかだが、実力は上位でいきなり好走してもおかしくない。
△に休み明けを1度使っての上積みが見込める
クリスタルシルバー。他、激しくなりそうな先行争いをうまく制することができれば
ワークアンドラブの逃げ粘り、
リッカルド、
グレンツェントなどJRAでの重賞勝ちのある馬たちにも注意したい。
好メンバーが顔を揃えて実力伯仲の川崎マイラーズ。5月13日(水)、20時10分発走。
(文:佐々木祥恵)