現地時間11日、フランスのパリロンシャン競馬場でG3・フォンテーヌブロー賞(3歳牡セ・芝1600m・8頭立て)が行われた。
ハナを切った6番人気ザサミット(牡3、P.ブドー騎手)のスピードが最後まで衰えず、中団から末脚を伸ばした3番人気エクリヴァイン(牡3、M.ギュイヨン騎手)に1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分42秒51(重)。
無傷3連勝で昨年のジャンリュックラガルデール賞(仏G1)を制し、断然の1番人気に支持されたヴィクタールドラム(牡3、M.バルザローナ騎手)は、エクリヴァインとの追い比べに敗れ3/4馬身差の3着。
キーファーズの松島正昭氏が所有する2番人気ヘルタースケルター(牡3、C.デムーロ騎手)は最後方から進み、直線の末脚勝負にかけるも、6着だった。
ザサミットは、父はGone West系のWootton Bassett、母Acola、その父Acatenangoという血統。フランスのH.パントール厩舎の管理馬。通算成績は6戦2勝で、これが重賞初制覇。
フランス競馬は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月17日から開催が中止されていたが、この日11日から無観客でレースが再開された。