10日、福山競馬場で行われた福山サンシャインC(サラ・アラブ混合、ダート1600m、1着賞金60万円)は、楢崎功祐騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.0倍)ミスジョージ(牝2、福山・戸川吉和厩舎)が4番手追走から徐々に進出を開始し、先に仕掛けた6番人気エイケイボーイをクビ差交わして優勝。勝ちタイムは1分49秒1(不良)。さらに2.1/2馬身差の3着には4番人気スターゴールドが入った。
このレースは、サラブレッドとアラブの2歳馬最強決定戦として、それぞれのステップレースを経て、勝ち残ったサラブレッド、アラブ各5頭が出走。1着ミスジョージ、2着のエイケイボーイともにアラブ馬で、今回はアラブ馬に軍配が上がった。
勝ったミスジョージは、父ミスタージョージ、母スズノタイム(その父タイムライン)という血統のアラブ馬。半兄に01年全日本アラブグランプリなど重賞8勝を挙げたフジナミスペシャル(父ヘイセイパウエル)、半姉に06年福山3歳牝馬特別を制したコルドバクィーン(父ヘイセイパウエル)がいる。今年6月のデビューから3連勝を飾る。その後は2戦して勝てなかったが、そこから前走のヤングチャンピオン(重賞)まで再び連勝を始める。今回の勝利で連勝を6に伸ばした。通算11戦9勝(重賞2勝)。