イギリスでも厩舎の共同経営が可能に

2020年05月25日 11:00

 イギリスで、厩舎の共同経営が認められることになった。統括団体のBHAが21日に発表したものだ。

 海外では、1頭の競走馬の調教師として複数の名前が並んでいるケースがあり、ことにオーストラリアではこれが一般的だ。例えば、今季のG1コーフィールドS(芝2000m)勝ち馬ケープオブグッドホープや、G1オーストラリアンC(芝2000m)勝ち馬フィフティスターズの管理調教師の欄には、デヴィッド・ヘイズ&ベン・ヘイズ&トム・ダバーニグと記されている。デヴィッド・ヘイズとその長男のベン・ヘイズ、甥のトム・ダバーニグの3人が、厩舎を共同経営しているのだ。オーストラリアの今季の調教師ランキングトップ10(5月23日現在)のうち6人までもが、このような連名となっている。

 イギリスでも、これが認められることになったのだ。

 ルール変更を受けて、91年の英ダービーをジェネラスで制しているポール・コール調教師が、子息のオリヴァー・コールとの共同経営に厩舎名義を変更することを申し出た他、19年のG2フライングチルダースSなど3重賞を制したエーアリら管理するサイモン・クリスフォード調教師も、子息のエド・クリスフォードとの共同名義にすることを表明している。

(文:合田直弘)

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