31日に東京競馬場で行われる目黒記念(4歳上・GII・芝2500m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のキングカメハメハが続き、3回がステイゴールド、ゼンノロブロイとなっている。
ステイゴールド産駒は「2-0-1-6」。昨年、ルックトゥワイスが芝2500mの日本レコードを1秒3更新する快勝劇を見せるほか、14年に8人気で勝利したマイネルメダリストは中波乱を演出。馬券圏外に敗れた6頭はいずれも二桁人気馬で、一桁人気であれば未だ凡走例はない。今年はアフリカンゴールド、ステイフーリッシュの2頭が出走予定。
また、今年はステイゴールドの孫世代となるドリームジャーニー産駒のミライヘノツバサ、オルフェーヴル産駒のオセアグレイトが、それぞれ産駒としても初出走を迎える。なお、どちらの種牡馬も東京芝2500m自体に産駒が初出走となるようだ。
ディープインパクト産駒は「1-2-3-12」。12年の勝ち馬スマートロビン含め、1人気であれば「1-1-1-0」と堅実だが、2〜4人気は「0-0-0-5」と不振傾向にあり、残りの好走例は19年アイスバブル(5人気2着)、ソールインパクト(9人気3着)、17年ハッピーモーメント(13人気3着)、と穴をあける節がある。今年はアイスバブル、ボスジラ、ポポカテペトル(除外対象)の3頭が特別登録。
ハーツクライ産駒は「1-1-0-12」。17年フェイムゲームはトップハンデとなる58kgを背負いながらの勝利。ほか、15年にレコンダイトが2着に好走しているが、同コースで行われるアルゼンチン共和国杯ほどの活躍が見られない点は少し気になるところ。今年はサトノクロニクル、タイセイトレイル、アドマイヤアルバ(除外対象)、チェスナットコート(除外対象)、トラストケンシン(除外対象)の5頭が特別登録。