26日、東京競馬場で行われた2R・2歳未勝利(ダート1600m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.0倍)クランエンブレム(牡2、美浦・手塚貴久厩舎)が、先手をとると直線では後続を突き放し、2番人気トーセンマキシマムに8馬身差をつけ圧勝した。さらに1/2馬身差の3着は4番人気ユウコン。勝ちタイムは1分38秒7(良)。
勝ったクランエンブレムは、父ウォーエンブレム、母アズサユミ(その父サンデーサイレンス)という血統。半兄にJRA現3勝のアルバレスト(牡4、美浦・久保田貴士厩舎、父スターオブコジーン)がいる。10月29日の2歳新馬(東京・ダート1600m)はジャドールから3.1/2馬身差の2着に敗れていた。通算成績2戦1勝。
本馬の父ウォーエンブレム(その父Our Emblem)は、02年のケンタッキーダービー(米G1)、プリークネスS(米G1)を勝った米2冠馬で、現2歳が初年度産駒の新種牡馬。生殖能力に問題があり、初年度産駒は4頭しかいないが、JRA2頭目の出走で勝ち上がりとなった。