イングリッシュキングが英ダービー戦線に急浮上

2020年06月08日 11:20

 5日にリングフィールド競馬場で行われたLRダービートライアルS(芝11F133y)は、1番人気(3.25倍)に推されたイングリッシュキング(牡3、父キャメロット)が後続に2.3/4馬身差をつける快勝。英ダービー戦線に急浮上している。

 1980年代にティーノーソ、スリップアンカー、カヤージといった英ダービー馬が、本番前のステップ台としたのがダービートライアルSだ。98年のハイライズ以降、両競走を連勝する馬はしばらく出ていなかったが、昨年は21年ぶりにダービートライアル勝ち馬アンソニーヴァンダイクが英ダービー制覇を果たしている。

 イングリッシュキングは仏国産馬。ドーヴィル10月1歳市場にて21万ユーロ当時のレートで約2744万円で購買されて、ランボーンに拠点を置くエド・ウォーカー厩舎に入厩。昨年11月にニューキャッスルのメイドン(AW10F42y)を制し、デビュー2戦目で初勝利を挙げていた。

 序盤は馬群最後方に位置し、5番手で直線に向いた後、豪快に差し切ったダービートライアルSでのレース振りを受け、即座に反応したのがブックメーカー各社で、この段階でイングリッシュキングは7月4日にエプソムで行われるG1英ダービー(芝12F6y)の1番人気に浮上した。

 その後、翌6日にG1二千ギニー(芝8F)を快勝したカメコ(牡3、父キトゥンズジョイ)がダービー参戦を表明すると、1番人気の座はカメコに譲ることになった。7日の段階で、カメコがオッズ4〜5倍、イングリッシュキングが4.5倍〜6倍となっている。

(文:合田直弘)

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