カジノフォンテンが地元船橋で巻き返す(撮影:高橋正和)
6/17(水)に船橋競馬場で行われる京成盃グランドマイラーズ。南関東のマイル路線は混戦で今回は出走メンバー12頭中、9頭が重賞勝ち馬。重賞未勝利ながら5月の川崎マイラーズで1番人気に推されたカジノフォンテンも参戦するだけに難解な一戦になりそう。主な出走馬は以下の通り。
■6/17(水)京成盃グランドマイラーズ(3歳上・SIII・船橋ダ1600m)
カジノフォンテン(牡4、船橋・山下貴之厩舎)は、3歳クラシック路線では善戦止まりだったが、古馬格付後はいずれも圧巻の内容で4連勝を達成。断然人気に推された前走の川崎マイラーズでは、大外枠からサルサディオーネの2番手を追走したが、ハイペースに巻き込まれて5着に失速。今回は内めの枠に入り、サルサディオーネが大外枠となったことで主導権を取れそうなことから重賞初制覇を期待。
キャプテンキング(牡6、大井・的場直之厩舎)は、18年12月の浦和・ゴールドカップから重賞4連勝で昨年の川崎マイラーズを制覇。その後は約1年の休養を挟み、復帰戦となった今年の川崎マイラーズでは、好位から直線しぶとく脚を伸ばして3着と善戦。前走のさきたま杯JpnIIではJRA勢相手に7着だったが、南関東限定なら反撃が可能だ。
ベンテンコゾウ(牡6、船橋・川島正一厩舎)はここまで重賞8勝。昨年のこのレースを制して以降は準重賞の1勝に止まっているが、船橋1600mでは6戦して4勝、2着2回とパーフェクト連対を果たしているだけに、スタートさえ五分なら上位争いに加わってくるだろう。
リッカルド(セン9、船橋・佐藤裕太厩舎)は近5走で2勝、2着2回と復調気配。前走の川崎マイラーズでも勝負どころの3コーナーから仕掛けて、直線一旦は先頭に立って見せ場ある2着と健闘していることから引き続きの1600m戦でチャンスあり。
他にも、前走の川崎マイラーズで転入後初勝利となったグレンツェント(牡7、大井・藤田輝信厩舎)、休み明けも底力上位のセンチュリオン(牡8、浦和・小久保智厩舎)、転入後は勝ち星から遠ざかるも、昨年のホッカイドウ三冠馬リンゾウチャネル(牡4、船橋・矢野義幸厩舎)らも上位を狙う。
発走は20時10分。