【園田FCスプリント予想】高知馬が馬券圏外はたった1回 高知のダノングッドか地元エイシンエンジョイか/NARレース展望

2020年06月25日 11:00

中心は昨年のこのレース2着のエイシンエンジョイ(撮影:谷口浩)

 6月25日、園田競馬場でスーパースプリントシリーズ(SSS)の一戦、重賞・園田FCスプリント(820m)が行われる。向正面からスタートしてワンターンで決着する超短距離レース。四国・近畿地区交流で今年10回目を迎えるが、高知勢は過去9回のうち3勝を挙げ、馬券圏内に絡まなかったのはたった1回。今年はダノングッドとケンキャクハーバーの2頭が高知から参戦し、12頭立てで行われる。

 中心は昨年のこのレース2着のエイシンエンジョイ。スピード自慢の馬で、重賞3勝中2勝はスピードが生きる笠松競馬場でのものだった。前走の飛山濃水杯はスタートから出ムチを入れられながら先手を奪うと、向正面では2番手を3〜4馬身離して軽快に逃げた。4コーナーでは手応えが一杯のようにも見えたが、直線は粘りに粘って1馬身+アタマ差の3着。真ん中の枠でレースも運びやすそう。

 相手は元JRAオープン馬のダノングッド(高知)。半弟には重賞3勝、日本ダービー2着のダノンキングリーがいる血統で、南関東を経て今春、高知に移籍してきた。移籍初戦となった前走は好スタートから3番手外に控え、残り400m手前で先頭。楽な手応えで直線は流して6馬身差で完勝だった。JRA時代には逃げ切り勝ちもある馬。移籍後2戦目で「状態は良くなっています」と別府真司調教師。実績の違いで押し切りそう。

 スリングショットは前走の820m戦で好スタートから直線も昨年覇者タガノカピートに追いすがって3/4馬身差の2着。スタートダッシュの速い馬が基本的に有利なレースなだけに期待したい。

 コンドルヒデオは高知時代だった昨夏、大雨直後の不良馬場の高知800mでレコードを出した馬。2走前は直線半ばまで進路がなく追い出しを待たされながらも残り100mほどで一気に交わして勝った。820m戦は基本的に逃げ・先行有利だが、園田FCスプリントは過去に何度か中団から差し馬が馬券に絡んでいる。そのため、逃げても控えても勝っている同馬は相手に入れたい1頭。

 他に里帰り出走となるケンキャクハーバー(高知)や、移籍初戦を叩いた上積みが見込める3歳馬・マコトジェムチュクも「生真面目な馬。軽ハンデ52kgとワンターンなら」(新井隆太調教師)と、相手候補だろう。

 園田FCスプリントは6月25日園田11R、16時00分発走予定。

(文:大恵陽子)

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