名古屋から岩手へ移籍したアキトクレッセントが栗駒賞に出走する(ユーザー提供:ひいちきんさん)
今年で第32回を迎える栗駒賞は、水沢競馬場のダート1400mで行われ、1着馬に岩鷲賞(7月19日)の優先出走権が付与される。このレースを4連覇の
ラブバレット不在で、岩手の短距離界は混戦模様となったが、名古屋から転入してきた
アキトクレッセントの参戦により、どのようなレースが展開されるかに注目が集まる。
◎は
アキトクレッセント。JRA時代にオープンクラスでも勝ち星を挙げ、名古屋競馬に移籍してからも3戦1勝2着1回3着1回と堅実な成績を収めてきた。JRA時代からスタートが安定しないのが気がかりだが、普通にスタートさえ切れればこのメンバーならあっさり勝っても不思議ではない。移籍初戦の今回、どんな走りを見せるか楽しみだ。
○に
リュウノヴィグラス。南関東から移籍後はなかなか結果が出なかったが、昨年の栗駒賞2着の
サインズストームも出走していた前走(ス
プリント特別)で優勝し、岩手初白星を挙げた。この勢いのまま、上位争いを期待したい。
▲に
プレシャスエース。転入初戦の前走(ス
プリント特別)は
タイセイブラストの3着だったが、JRA時代は3勝クラスで走っており、水沢2戦目でコース慣れが見込める今回はさらに前進は可能だ。
△は前走で
プレシャスエースを破った
タイセイブラストと、休み明けの前走を叩かれての変わり身期待の昨年の2着馬
サインズストームの2頭。
移籍初戦の
アキトクレッセントのレース振りが楽しみの一方で、この馬のスタート次第では混戦になることも予想される。栗駒賞は7月5日(日)、18時10分発走。
(文:佐々木祥恵)