19日に函館競馬場で行われる函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが3番。4回で6番と8番が続き、3回が4番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-1-2-16 複勝率15.8% 複勝回収率69%
2枠 4-3-1-12 複勝率40.0% 複勝回収率174%
3枠 3-1-0-16 複勝率20.0% 複勝回収率59%
4枠 2-2-1-15 複勝率25.0% 複勝回収率106%
5枠 0-1-2-17 複勝率15.0% 複勝回収率56%
6枠 1-1-0-18 複勝率10.0% 複勝回収率25%
7枠 0-1-1-18 複勝率10.0% 複勝回収率103%
8枠 0-0-3-17 複勝率15.0% 複勝回収率141%
昨年も2枠4番のマイスタイル(1人気)が勝利し、3枠6番のマイネルファンロン(9人気)が人気薄ながら2着に健闘していたように、好走馬の大半が2〜4枠に集中している傾向が見受けられる。
ただし、一概に内枠有利とは言い難く、最内の1枠は19年レッドローゼス(2人気6着)、17年サトノアレス(1人気6着)、12年マイネルスターリー(3人気6着)など上位人気馬ほど苦戦しており、直近の優勝例でも90年ラッキーゲランまで遡らなければならない。
ちなみに、5枠は04年クラフトワーク、7枠は00年クラフトマンシップ、8枠は09年サクラオリオンが、それぞれの枠順における最後の優勝例となっている。なお、8枠においては札幌芝2000mで代替開催された年でもあり、当該コースとなると96年ブライトサンディーになるようだ(96年は同じ8枠のマイヨジョンヌが1位入線後4着降着)。