重賞連勝を狙うエイシンハルニレ(写真提供:岩手県競馬組合)
3歳馬限定のスプリント重賞で、今年で第8回目を迎える。2017年までは1000mで施行されていたが、2018年から地方全交流競走となり、距離も1200mに変更になった。今年は他地区から道営のマナホクレレ1頭と、岩手からは10頭が参戦し、計11頭で争われる。
◎はエイシンハルニレ。2走前の重賞ウイナーカップ3着から前走のオパールカップで1番人気に応えて重賞制覇と波に乗った印象。今回久々の1200mだが、過去に1000mにも対応しており、この馬のスピードならむしろ距離短縮も歓迎の口。重賞2連勝の可能性は十分だ。
○にウイナーカップ2着のダルマワンサ。脚質的に前が速くなってほしいタイプで展開に注文がつくが、能力的には勝ち負けになって不思議ではない。後は久々の1200mに対応できれば。
▲はマナホクレレ。名古屋から道営に再転入後は1200mを使われて4戦1勝。ただ最近は古馬相手に揉まれており、その経験が3歳限定戦で生かされれば上位争いできる。
△は2頭。春に準重賞の奥州弥生賞3着、重賞のあやめ賞2着のチャルメーラ。昨年の重賞の知床賞ではアクアリーブルから0秒4差の3着に入ったバイクミレーは、久々を叩かれた変わり身に期待。
ウイナーカップ2、3着馬が実績的にも優位だが、他地区からただ1頭参戦するマナホクレレが地元馬相手にどのような戦いを挑むのかにも注目だ。ハヤテスプリントは7月26日(日)、18時10分発走。
(文:佐々木祥恵)