2004年創設の2歳牝馬による重賞競走で、同条件で施行される交流重賞エーデルワイス賞の前哨戦とも言えるレースだ。第17回を迎える今年は、3連勝中のソロユニット、フルールカップ2着のトンデコパなど12頭で争われる。
◎はソロユニット。重賞ウィナーのアザワクの半妹。3連勝時の勝ちタイムはどれも優秀で、前走のペリドット特別も先行して2着馬に3馬身の差をつける強い競馬内容で制した。ここではスピード上位の印象で、勢いに乗って重賞制覇で4連勝の可能性大だ。
○にルイジアンナ。こちらは前走のフルールカップで2番人気に推されていたが、出遅れと揉まれる競馬が響いて11着に大敗した。スピードのある馬で、1ハロン延長が鍵となるが、スタートを決めてスムーズな競馬ができれば、勝ち負けになるはずだ。
▲にブルーカルセドニー。ウィナーズチャレンジ3着、カーネリアン特別2着とオープンで堅実な走りで上位に食い込んでおり、重賞のここでも大崩れはしないだろう。
△は1ハロン延長の1200mが鍵もスンナリ逃げられれば侮れないトンデコパ、スムーズな競馬ができれば面白いレーヴプルーヴ、牝馬同士なら重賞でもやれそうなレディブラウンの3頭。
3連勝中のソロユニットの4連勝なるか、それとも他の馬に付け入る隙があるのか。注目のリリーカップは、8月27日(木)、20時40分発走。
(文:佐々木祥恵)