30日に札幌競馬場で行われるキーンランドC(3歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、函館競馬場で代替開催された2013年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みがダイワメジャー。次点で2回のディープインパクト、チーフベアハート、
ロードカナロア、クロフネ、スウェプトオーヴァーボード、ファルブラヴが続く。リピーターの好走も多く、別馬で複数回好走実績のある種牡馬はダイワメジャー、ディープインパクト、クロフネ、ファルブラヴの4頭。
ロードカナロア産駒は「1-1-0-0」。18年2着・19年1着、好走例はいずれも
ダノンスマッシュによるもので、昨年は禁止薬物騒動で函館スプリントS-GIIIを除外になる一頓挫があるなか、きっちりと1人気に応えてみせた。今年は上位人気と目される
ダイアトニックほか、
アスタールビー、
イベリス、
ヤマカツマーメイド、
レッドアルマーダ(除外対象)の5頭が特別登録。
Shamardal産駒は「0-0-0-1」。同産駒としても初出走となった
ライトオンキューは11人気の低評価を覆す走りで4着に好走。今年も同馬が2年連続での出走となるが、札幌芝1200mでは堅実に走れているだけに、リピーターとしても注目の存在になりそうだ。
ディープインパクト産駒は「1-1-0-4」。14年
レッドオーヴァル(1人気2着)、16年
ブランボヌール(2人気1着)、好走例は上位人気の支持を集めた牝馬となるが、15年にはディープインパクトの全弟オンファイアの産駒として
ウキヨノカゼが8人気で勝利していることも覚えておきたい。今年は
ディメンシオン、
ラベンダーヴァレイ(除外対象)、
ルヴォルグ(除外対象)の3頭が特別登録。
初出走となる
Fastnet Rock産駒は
フィアーノロマーノに注目が集まる。父はオセアニアを代表するス
プリンターでもあり、本馬も前走は初めての1200m戦ながら及第点の内容は示せていた。