橘OPはハイペースで逃げ切ったブラックジョー(撮影:高橋正和)
2004年に創設され、川崎競馬場で行われる夏のマイル重賞で、今年で第17回を迎える。
1週スライドしての開催となるが、昨年の覇者
トキノパイレーツや
トライアルのスパーキングサ
マーチャレンジ優勝の
ハルディネロ、2連勝と波に乗る
ブラックジョー、ここ3戦常に上位争いを演じている
グレンツェントなど、13頭のハイレベルなメンバーが揃った。
◎は
ブラックジョー。
3走前のスパーキングサ
マーチャレンジで引っ掛かり
ハルディネロの2着と敗れたが、その後は今野騎手に乗り替わって2連勝、しかも前走の橘オープンはハイペースで逃げ切りと力のあるところを見せつけた。
JRAでもオープンクラスで走っていた実績があり、ここは勢いに乗って一気に重賞制覇といきたいところだ。
○に
グレンツェント。
3走前に川崎マイラーズに優勝しているように、この舞台との相性は良い。その後、京成盃グランドマイラーズ3着、マイルグランプリ2着と堅実な成績を残しており、安定感は1番。
▲は
トロヴァオ。
昨年のこのレースと川崎マイラーズで2着と、川崎のマイルとは好相性だ。休み明けを1度叩いて上積みが見込める今回は、上位争いを期待したい。
△は3頭。前走2000mの中原オープンを勝って復調の兆しを見せた
リンゾウチャネル。今回距離短縮だが、マイルでも勝ち星があり心配はないだろう。
そして3連勝と波に乗る
ハルディネロと地力上位の
リッカルドにも注目。
南関東のマイル路線は正に群雄割拠の戦国時代。勢いに乗る
ブラックジョーに安定株の
グレンツェントをはじめ、どの馬が来ても不思議はないハイレベルなスパーキングサマーカップは、9月2日(水)、20時15分発走。
(文:佐々木祥恵)