1.モーリス 2.ドゥラメンテ 3.マクフィ 4.リオンディーズ 5.ダノンレジェンド 6.アジアエクスプレス 7.ラブリーデイ 8.ディスクリートキャット 9.ミッキーアイル 10.ホッコータルマエ
上記は今年、初年度産駒がデビューした「ファーストシーズンサイアー」の現時点(中央8月30日現在/地方8月31日現在)での中央&地方総合ランキング(上位10傑/収得賞金順)なのですが、これを地方のみに限定すると以下の通りとなっています。
◆ ファーストシーズンサイアー/地方上位5傑(収得賞金順)
1.ホッコータルマエ 2.ダノンレジェンド 3.アジアエクスプレス 4.マクフィ 5.ディスクリートキャット
さすが、地方競馬でのダートグレード競走で大活躍したホッコータルマエ、ダノンレジェンドがトップ2(8月31日現在)となっていますが、ホッカイドウ門別関連で注目していただきたいのが現時点3位につけている「アジアエクスプレス」です。
すでにお気づきの方も多いかと思いますが、門別グランシャリオナイター開催では、先週27日(木)に行われた2歳牝馬重賞「第17回リリーカップH3」で産駒のソロユニットが2着以下を7馬身ちぎる圧勝で重賞初制覇。4角まで3頭雁行の真ん中という、たとえば怖がりな馬ならズルズル下がってしまったりしかねない並びの中から怯むことなく抜け出し、ケタ違いの瞬発力であっという間に突き抜けてみせました。
6月17日のデビュー戦(JRA認定フレッシュチャレンジ競走・1000m)こそアタマ差2着の惜敗でしたが、その後2戦目からはこのリリーカップH3まで破竹の4連勝。半姉に今年7月2日の地元重賞「グランシャリオ門別スプリントH2/1000m外回り」をレコードタイムで快勝したアザワクがいる血統馬でもあり、少なくとも地元勢の中においては、10月15日(木)のダートグレード競走「エーデルワイス賞JpnIII」の大本命に躍り出たと評して良さそうです。
そして、門別所属のアジアエクスプレス産駒は牡馬でも、栄冠賞H2で勝ち馬サイダイゲンカイに1/2馬身差(2着)まで迫ったスティールグレートが活躍中。こちらは明日3日(木)の2歳重賞「第7回サッポロクラシックカップH2/1700m外回り」に出走予定です。前走、デビュー4戦目で初めて今回と同じ1700mに挑みましたが、ゴールまで大きくは下がることなく勝ち馬ブライトフラッグから0秒7差の5着に踏ん張ってみせました。今回は距離2戦目で慣れも見込めるだけに、強敵ぞろいの中でも前進を見せてくれる可能性はあるでしょう。
毎年少なくとも400頭を上回る2歳新馬が、能検から含めれば3月中旬から続々とその可能性を見せてくれる門別競馬は、その年に初産駒をデビューさせる新種牡馬の可能性や適性などを考察する楽しみも、ファンの皆さんにとっては大きな魅力の一つとなっていることでしょう。明日の2歳重賞「第7回サッポロクラシックカップH2」も、そういった視点を含め注目していただければと思います。
さて、今夜2日のメイン(最終)12Rは「日高軽種馬青年部連合会特別/C1-2〜C2-1組・1700m外回り」です。12頭が揃いましたが、格下から一気に出世してきた3歳勢(トネール、フレア、ジョブックコラードら)に歴戦の年上実力馬ネフェリ、ローレルジェイド、スーパーブレーヴ、ルンタイメルアらが貫禄の走りを見せられるか、といった辺りが焦点となりそう。発走は20時40分です、お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)