【紫苑S予想】コース実績もあり中心に推せるウインマイティー/JRAレース展望

2020年09月12日 06:05

ゴールドシップ産駒ウインマイティーに期待(撮影:下野雄規)

 上位2着以内に秋華賞の優先出走権が付与されるトライアルレースとして2000年に創設。当時は芝1800mのオープン特別競走だった。07年からは2000mに延長。そして2016年からは重賞競走に格上げされ、秋華賞への優先出走権が上位3着までと拡張された。

 重賞格上げ前も含めて過去10年で1〜3番人気は6勝2着4回3着2回で、1番人気は3勝2着2回3着2回。秋競馬の開幕戦であり、以前は夏競馬を使ってきた馬の活躍が目立つレースだったが、重賞に格上げされた過去4回は2番人気以内馬が勝利し、1〜3番人気馬は4勝2着2回3着1回と堅調傾向になっている。

 スタート直後とゴール前に急坂が待ち構える中山競馬場芝2000mコースは牝馬には過酷な条件だ。

 ◎ウインマイティーはオークス3着馬。パワーとスタミナに優れたゴールドシップ産駒で極端に時計が速くなるとやや不安だが、2分24秒台の決着となったオークスではデアリングタクト相手に真っ向勝負を挑み最後の直線では1度は完全に抜け出した。中山コースに勝利経験もあるのも心強く、中心に推せる。

 ○レッドルレーヴは春のフラワーC・2着馬。フローラSでは体が減っていたことに加えて、ハイペースを積極的に追いかけたことで最後は力尽きた。それでも、レース内容は悪いものではなく、全兄ランフォザローゼスは青葉賞の2着馬。少なくとも同世代の牝馬同士であれば巷間言われているほど距離に関してはナーバスになる必要はないだろう。

 ▲シーズンズギフトはフラワーC・3着馬で、ニュージランドトロフィーの2着馬。レース後に軽度の骨折が判明したが、順調に回復したようだ。母はJRA芝1500〜1800mで3勝をあげており、祖母のシーズアンは英GIチェヴァリーパークSの優勝馬。秋の飛躍を期待したい1頭だ。

 △ホウオウピースフルも差はない。母ツルマルワンピースが2歳時に短い距離で活躍した馬だっただけにオークスは微妙に距離が長かったかもしれないが、大きくは負けていない。この距離で見直したい。馬場状態がやや心配だが、開幕週だけに△マジックキャッスル、△チェーンオブラブの実績は無視できない。逆に、キャリアは浅いもののまだ底を見せていない△ラヴユーライヴまで抑えたい。

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