【門別遠征馬情報】今年も有力2歳牝馬4頭が出陣!中でも重賞初Vに期待高まるラジアントエンティ&デスブロー「第22回 園田プリンセスカップ」/地方競馬情報

2020年09月23日 12:09

 この9月下旬以降は例年、ホッカイドウ門別から地方他地区を中心に「交流重賞」に遠征する2歳馬や古馬が一気に増え始める季節。あす24日の園田11R「第22回 園田プリンセスカップ」(2歳牝・1400m、世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン(GDJ)2020」2歳シーズン開幕戦。発走)にも、4頭の有力候補が遠征での重賞初Vに挑みます。

 中でも期待が高まるのは、角川秀樹厩舎×小林祥晃(Dr.コパ)オーナー所有馬のスマートファルコン牝駒ラジアントエンティでしょう。デビュー2連勝で早々とエリート街道に乗り、その2戦目では次戦「日本一早い2歳重賞」栄冠賞H2を勝つサイダイゲンカイを振り切ってみせました。

 前2戦のJRA芝レースでは勝ち負けに食い込めなかったものの、函館2歳ステークスGIIIでは勝ち馬リンゴアメの0秒8差(12着)に踏み留まり、決して適性が高いと言えない芝コースでもJRAのスピード馬たちに大きなヒケは取らないことを実証しており、地方2歳牝馬の交流戦なら勝ち負け必至の潜在能力とみます。

 今回は兵庫・園田競馬場への遠征ということで初めて「道外への長距離輸送」を経験することになるわけですが、そこはデビュー以来460〜472キロの馬体重ですでに5戦を重ねた体力自慢。

 函館2歳S出走時は-12キロと減らしてしまっただけに、今回函館とは比べ物にならない長時間の輸送で再び大きく減らしてしまう懸念もなくはありませんが、何とか無事クリアし、24日のレース本番で持てる能力を存分に発揮してくれることを期待したいところです。

 8月の牝馬重賞フルールカップH3(1000m)でマーサマイディアの4着(1秒0差)に食い込んだデスブローの前進も期待十分でしょう。田中淳司厩舎の管理馬が園田遠征、鞍上に川原正一騎手を起用はかつて“プリンセス三冠(園田/笠松/水沢)”を成し遂げたカクシアジを筆頭に、田中淳師が採る「必勝スタイル」。この小回り園田なら先手奪っての押し切りも十分に考えられるでしょう。

 前2戦のオープン特別で2着→3着とスピード能力の高さを示してるラストスタンドも上位争いを期待できるだろう戦績の持ち主。前走3着時は、立ち遅れから道中後方になってしまったのが最後まで響いた印象でしたが、圧勝した新馬戦(JRA認定フレッシュチャレンジ競走)のような発馬が決まれば、小回り園田で先行策からの押し切りも十分にあり得るはずです。

 また、前走の2歳牝馬重賞リリーカップH3では4連勝で7馬身差Vのソロユニットに1秒6もの差をつけられたマイハンプスですが、3走前には次戦でブリーダーズゴールドジュニアカップH1を制した牡馬ブライトフラッグの4着に踏ん張った実績もあり、牝馬同士のここなら上位食い込みを果たしたとしても決して不思議ではありません。

 このように、今年もホッカイドウ門別から有力候補がこぞって出陣する明日24日(木)の第22回園田プリンセスカップ。発走は16時15分です、お見逃しなく!

(文:ひだか応援隊)

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