17日、中山競馬場で行われたフェアリーS(2歳牝、GIII・芝1200m)は、勝浦正樹騎手騎乗の13番人気(単勝102.0倍)アポロティアラ(牝2、美浦・柴崎勇厩舎)が、後方追走から直線で内を突くと、外から追い込んだ6番人気サンタフェソレイユに1.1/4馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分09秒4(良)。さらにクビ差の3着には2番人気ニシノマオが入り、1番人気クーヴェルチュールは10着に敗れた。3連単は1,537,220円(1453番人気)の高配当となった。
勝ったアポロティアラは父パラダイスクリーク、母タイキフレグランス(その父Topsider)という血統。伯父にタイキフラッシュ(七夕賞-GIII・2着、父Spend a Buck)がいる。05年オータムセールにて210万円で落札されていた。8月に新潟でデビューし、3戦目の未勝利(東京・芝1400m)で勝ち上がり。前走はサフラン賞(東京・芝1400m)で12着に敗れていた。通算成績5戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の勝浦正樹騎手は武蔵野S(GIII、シーキングザベスト)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算11勝目。管理する柴崎勇調教師は、01年フローラS(GII、オイワケヒカリ)以来約5年8か月ぶりのJRA重賞2勝目となった。