今年日本でも騎乗したD.レーン騎手がG1勝利(写真提供:Racing Photos)
9月25日、オーストラリアのムーニーバレー競馬場で夜の電撃戦G1・モイアS(芝・1000m)が行われた。
優勝したのは休み明け初戦のピッピー。持ち前の圧倒的なスピードを武器に、スタートからあっという間に先頭に立つと4角ではさらに後続を突き放し、僅か173mの直線でこの馬を捉えられる馬はいなかった。ピッピーは2月のオークリープレート(芝・1100m)に続いてG1・2勝目となった。
2着にはトレッキング、コーナーでは鞍上のJ.アレン騎手が上手く馬群を捌きピッピーに迫ったが、スタートでの若干の出遅れが響いたか、わずかに及ばず。3着にはここまでG1・TABクラシックを含む4連勝だったベラヴェラが入った。
ピッピーに騎乗したD.レーン騎手は「ゲートからここまでのスピードを持った馬には乗った事がありません。4角では手応えがなくなったかと思いましたが、ゴーサインを出すと更にスピードを上げて他馬を寄せ付けませんでした」とコメント。
ピッピーは今後、マニカトSやVRCスプリントなどの春の短距離G1を狙う。
(取材:川上鉱介)