【大井・東京盃予想】 的中へのカギは“前哨戦仕上げ”を見抜けるかどうか!? 注目は“大井1200m適性のある地方馬”/地方競馬レース展望

2020年10月06日 20:33

昨年のこの舞台で、藤田菜七子騎手に重賞初制覇をプレゼントしたコパノキッキングが今年は連覇に挑む(撮影:高橋正和)

 明日7日(水)に大井競馬場で行われる、JBCスプリントの前哨戦・東京盃(JpnII)。今年のJBCは、2017年以来8度目となる大井競馬場(JBC2歳優駿は門別)での開催で、本番と同じ舞台になります。それもあってか、例年以上に実績馬が揃った印象となっています。

 近年の東京盃の特徴は、「好走馬がそのまま本番のJBCスプリントでも好走している」という点。前哨戦だから当たり前と思ってしまうかもしれませんが、JBCは毎年開催場所が変わります。一昨年は中央の京都競馬場(1200m)で行われ、昨年は浦和競馬場(1400m)で開催されました。そして、今年が大井競馬場(1200m)。JBCスプリントは、1200mの距離設定がない競馬場では1400mになるので競馬場、距離ともに本番と異なることになります。

 にもかかわらず、去年は東京盃の1着、2着がJBCスプリントで2着、1着。2年前は1着、3着、4着が本番で3着、2着、1着。3年前も2着、3着馬がJBCスプリントで3着、1着になっています。実績馬に優しい斤量になる別定戦で、本番まで約1カ月の先を見据えた状態でも好走しています。ただ、東京盃で着順が下の馬が本番で勝っているように、やはり前哨戦は前哨戦。隙はあります。

 それが、地方馬が過去4年連続馬券圏内となっている東京盃の結果に出ています。去年は2着ブルドッグボスが本番で勝ちましたが、17年、18年と連覇したキタサンミカヅキは、本番で5着、3着。そして、4年前には単勝62.4倍(7番人気)のプラチナグロースが3着に好走。大井1200mを連勝してアフター5スター賞2着からの参戦で、キタサンミカヅキと同じく「大井1200mの適性の高さ」を見せている馬が好走しています。

 今年出走する地方馬のなかで、「大井1200mの適性の高さ」を見せているのはサブノジュニア。スタートが安定したことでモロさが消えて、充実期に入ってきている印象です。今年4月の東京スプリント2着ですでに中央馬と戦えることを証明済みですが、今年の東京盃はJRA勢のメンバーが揃ったので上位人気はまずないでしょう。

 サブノジュニアなどの「大井1200mの適性の高さ」のある地方馬が馬券圏内に好走したり、中央馬のみの決着になっても前哨戦仕上げで人気順通りには決まりにくいことから、買い方や券種を少し工夫することで的中した際の配当が上がる可能性も高くなります(17年は3連複3,120円、3連単38,160円)。その考察が、買い目を決める際のポイントとして重要になってくるでしょう。ウマい馬券では各馬の適性やローテ、レースレベルなど全馬の評価を記載。買い目も含め、最終結論にぜひご注目ください。
(文=nige)

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