上がり馬ウワサノコウタロウが実績馬を相手にどんな走りを見せるか注目だ(ユーザー提供:史緒さん)
今週の第13回開催後節は、6日(火)に古馬A1〜A2-1組の「がんばれ!馬産地日高特別/1800m外回り」、翌7日(水)に古馬重賞「第53回 瑞穂賞H2/1800m外回り」と二夜続けて第63回道営記念H1(11月5日。シーズン最終競走)の“前哨戦”が行われ、「がんばれ!…」は昨年JRA栗東・野中賢二厩舎所属時にJBCクラシック(浦和2000m)4着に食い込んだクインズサターンが力強い末脚で差し切って快勝。8月27日の門別転入初戦からA1下特別をすべて完勝で3連勝。古馬頂上決戦・道営記念H1の有力候補に名乗りを上げた。
そして、昨夜7日(水)の「第53回瑞穂賞H2」は、難なく先手を奪った復帰2戦目のスーパーステションが最後まで2着ルールソヴァール以下を寄せ付けず3馬身差(勝ち時計1分52秒3)の完勝。重馬場で前半スローの流れから上がり3F最速「37秒6」を繰り出されては、後続もまさに“お手上げ”だったでしょうか。丸一年ぶりの復帰戦だった、同じ1800m外回りの8月27日A1下特別(3着)は良馬場で1分56秒8でしたので、もちろん「馬場状態の差」は大きいにしても、計算上は一気に「4秒5」も詰めてしまったわけですからそこはやはり門別のトップホース。この後も脚元の懸念が再燃せず、無事「道営記念H1」へと駒を進めることが待望されますし、その頂上決戦でまた、スーパーステションらしい走りを見せてほしい!と心から願うファンの皆さんもたくさん居られることでしょう。
この2競走以外の「別路線」から臨む可能性がある有力馬は、9月29日の金沢「白山大賞典JpnIII」で堂々逃げて5着に踏ん張った前年覇者のリンノレジェンド、今夜大井で行われる「レディスプレリュードJpnII」に挑む牝馬トップ級の実力馬クオリティスタートらでしょうか。いずれにせよ、今週の競馬をもって、道営記念H1で覇を競う有力馬の陣容が固まった格好。その注目の「今季ラストレース」第63回道営記念H1を、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。
そんな13回後節を締め括る8日(木)のメイン(最終)12競走は、JBC協会協賛のスタリオン・プレミアムシリーズ「リアルインパクト・プレミアム/1200m外回り」。7頭立てと“少数精鋭”の組合せですが、今季一気に成長した“屈指の上がり馬”の一頭であるウワサノコウタロウが、クラス上位常連の実績馬カツゲキライデン、パレスラブリー、アルジャーノンら相手にどんな走りを見せるのかが大きな注目ポイントとなりそうです。
門別12R「リアルインパクト・プレミアム」の発走時刻は20時35分です。お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)